失敗した化粧

卒業式ではたいていの女の子が袴を着ますよね。袴を着る機会なんてめったにないから、女の子達は気合が入ります。普段の服装とは違う姿を見せられることでテンションも上がります。写真に残るから、絶対に変な顔では写りたくないのが本音。メイクはもちろん髪型や袴選びも妥協しません。
私の卒業式でのメイクは、結論から言えば失敗しました。
普段のメイクはどちらかと言えばしっかりきっちり濃い目だった私。それなのにスッピンに近い顔に仕上がってしまったんです。しっかりメイクだけど下品にならない感じを希望していたのですが、出来上がったのはのっぺりした日本人顔を強調するかのようなメイク。アイラインは茶色のペンシルで、アイシャドウは薄ピンクをごく少量載せただけ。ハイライトも使っていません。
まず、1つめのミスは、担当の美容師さんが初対面の方だったこと。これは事前に分かっていたのに、「プロだし、今まででいちばんかわいい私に仕上げてくれるはず」と思い込んでしまった私に原因があります。いくらプロでも、当日初めて担当した子の特徴を見つけ出したり、希望のメイクはどんな感じかを綿密に打ち合わせする時間はありません。
2つめのミスは、1つめとも重なるのですが、きちんと美容師さんと完成形の共有が出来なかったことです。ベースメイクもせずにスッピンで準備に入ったので、美容師さんの私に対する印象が「のっぺり顔」になってしまったんだと思います。それに加え、私の性格は消極的なほうで話も下手なので、うまく伝えたいことを言えず「おとなしい子」という印象を持たれてしまった可能性もありました。少なくとも雑誌の切抜きなどを持っていって、「こんな感じにしてください」と言うべきでした。
そんなわけで、卒業式の写真には、普段の私とは別の、薄メイクの私が写っています。友人の写真にもこんな顔の私がいることが恥ずかしいです。
一生に一回しかないチャンスですから、みなさんは失敗しないように念入りに準備をしてくださいね。

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